圧迫面接体験…面接はあなたが会社を見る機会

９月９日

前回の「圧迫上司」の話を書いてから、ずっと書いておきたかった体験。
なかなか時間がないけど、そのうち忘れそうなので。

自分の体験だから忘れないし、人生で失敗したことのワースト３に入ることです。

まあ、「ブラック企業」や「圧迫面接」「パワハラ」なんて言葉がない時代だから、仕方ないちゃないけど。
今だったらネットで拡散や相談とかできるし。時代が違ってたといえ、ブラックぶりを見抜けなかった人生の失敗。

途中のことはいずれ書くことになると思うけど、結局同期の仲間が退社したのをきっかけに班長の上司が気に入った人を連れて移籍したのをきっかけに壊れてフリーにならざる得なかったんです。

それなりに仕事は入ってたけど、スキルアップに異分野のノウハウを勉強したくて会社に入ろうと思ったんです。
実はスキルもあったけど、結婚とか視野にあったから。

話を聞いて知ってる会社の募集に応募したんです。
同じ業種ということもあって書類が通って。

その頃は、応募者は会社に対してすごく弱い立場だったんです。
面接は、社長以下、局長、編集長の何人かが相手でしたが、質問とかするのは主に社長か局長。

当然ながら、フリーの作品やこれまでの仕事を聞かれたり見られたりしました。
その時、キャリア７年。一丁前と自信を持って言えないけど、半人前くらいには思ってたし、周りは「いけりんはすごい」といってくれてました。

それでも自分としてはまだまだと思ってましたが。

面接で何を聞かれたかは覚えてないけど、どっちかといえばその会社独自のスタイルの自慢を聞かされてた印象が。
でも、その時代はどこもそうだけど、そこは特に「上から目線」。

今の子ならぶちギレてネットに書くんじゃない？

さっきほとんど覚えてないって書いたけど、局長がエラそうに言った、この言葉だけははっきり覚えてますよ。
「君ねえ、それなりに経験してると思ってるだろうけど、オレから見たらポット出の小僧だよ」

失礼だと思いません？
まだ「面接にきた、応募者」で入社したわけでも、採用されたわけでもない「他人」。

しかも、未経験で初めてこの仕事に応募したとか、まだ、下積みしかしたことないとかじゃない。
それなりに会社にお金を入れる仕事をして来た人間に、「ポット出の小僧」？

今の私なら、嫌味の一つも言って辞退するか、キレたら「この会社がよっくわかりました。失礼します」と席を蹴りますよ。

甘かったですね。

どういうわけか採用になって入ったのはいいけど、この局長やその下のやつにパワハラ受けてキャリアや人脈は切れた上に壊されて仕事できなくされ、できないからってポイ。

失った代償は大きいし、その面接の発言は今では「圧迫面接」と言える内容だし、会社で受けた嫌がらせは「パワハラ」の定義になるなんて泣き寝入りするしかなかった損な時代だったなあと。

就職する皆さん、「面接」は会社があなたを見るのはもちろんだけど、あなたが受ける「会社」を見る機会ですよ。
面接が失礼だったり、会社が汚かったら間違いなく「ブラック」だから。

そんなところに入ったら最後、壊されて捨てられるだけだから面接でしっかり見抜いてくださいね。